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尾形光琳買取について
尾形光琳(おがたこうりん)といえば、まず「紅白梅図屏風」を思い浮かべる人が多いほど、時代に左右されることのないデザイン性の高い作品を描き続けました。あらゆるモチーフを題材に描く才能は随一ともいわれるほどの天才で尾形光琳は日本美術に新しい風を吹かせる作品を作りました。
尾形光琳は1658年に京都の呉服商「雁金屋」の息子として生まれました。育ってきた環境のなかで能楽や茶道、美術や工芸には恵まれていたものの、親の遺産を使って散々し尾形光琳は30代の後半には貯金が底をついてしまいます。そのため借金をしながら絵を描き始めるようになります。
尾形光琳は画家として高く評価されるようになるも、尾形光琳は、お金遣いの荒さは改善されず日々の生活のために絵を描いていたといわれています。尾形光琳の作品は指で華やかな伝統的古典を感じさせつつも、尾形光琳は今までにない画期的な作品を次々に生み出していきました。
本格的に活動していた期間は44歳から亡くなった59歳までの15年ほどだったと推測されています。とはいえ、尾形光琳の生涯のなかでたくさんの制作を行い屏風絵はもちろん水彩画も手掛けていました。
尾形光琳の作品
1. 燕子花図屏風
尾形光琳40代前半の頃に手掛けた代表作でもあります。この作品は伊勢物語の「八橋」を描いた作品になり池の畔に咲いていたの燕子花が咲いていたと記されていることから、その燕子花に主点を置き描いています。左右の構造的な比率の美しさはもちろん、余白とのバランスも絶妙です。シンプルな構成だからこそ燕子花が際立つ美しい作品です。
2. 風神雷神図屏風
尾形光琳の作品のなかでも重要視されている作品になり、重要文化財にも指定されています。絵師俵屋宗達の傑作を模索した作品ではあるものの、装飾的に描かれていることもあり、しっかりと独自性も残しています。風神雷神の視線がお互い交わるように描かれるなど、独自の解釈も交えているといわれています。
3. 紅白梅図屏風
尾形光琳の晩年に手掛けた代表作としても有名なもので、国宝にも指定されています。紅白の梅の花が咲く日本の梅の木に、絵の中心には末広がりに描かれる水流がなんとも優美な作品です。俵屋宗達の作風に強く影響を受けたものとしても考えられ、薄巻模様に図案化された水流など、尾形光琳らしさを感じさせています。
尾形光琳の作品は長い年月を経ても高く評価され続ける傑作です。たった15年の短い絵師でこれだけの結果を残せる人はそうそういません。見れば見るほど奥深く、独自性を追求した作品の数々が楽しめるはずです。
当店では尾形光琳の作品を買取強化中です。尾形光琳の作品がありましたら実績豊富な当店へお気軽にお問い合わせください。関東圏でしたら出張買取が可能ですし、日本全国から宅配買取での買取も可能です。宅配買取の場合はメールでお問い合わせを頂ければ買取価格を提示させて頂きます。