カメラ,オーディオの歴史,種類とは？

カメラの歴史

カメラの原点は紀元前まで遡り、壁やガラスを利用して上下左右逆に映す「ピンホール（針穴）カメラ」が始まりでした。その後、15世紀には映し出した像をなぞって記録する「カメラ・オブスキュラ」が登場し、ヨーロッパの画家の間で流行します。当時はフィルムなど無く、人間が直接手書きをすることで撮影を行っていました。

書き写すことが唯一の保存方法だったのが、1826年のフィルムの誕生により一変します。フランスのニエプス兄弟がカメラ・オブスキュラを改良し、およそ８時間もかけて１枚の撮影に成功したのです。初めはアスファルトを感光材料（光を感じて記録できる材料）とし、その後はフランスのルイ・ダゲールが発表した銀メッキの銅板を使用する「ダゲレオタイプ」という技術の登場で露出時間は30分に短縮されました。以降、感光材料の改良があいつぎ、1885年にはジョージ・イーストマンが現在の写真フィルムにつながるロールフィルムを開発します。これは今まで取り扱いが難しかった感光板の弱点を改良した大発明でした。

それから、およそ150年後。現在ではフィルムカメラからデジタルカメラが主流となり、スマートフォンの普及により場所や時間を選ばない撮影が可能となりました。200年の歴史を持つカメラは、これからも時代と共に更に変化していくことでしょう。

カメラの種類

フィルムカメラ

感光剤が塗布されているフィルムに被写体を記録するカメラ。

デジタルカメラ

フィルムを使用せず、画像をデジタルデータとして記録するカメラ。
一眼レフ、ミラーレス一眼カメラ、コンパクトデジタルカメラの３つが主流。

一眼レフ

カメラの中に鏡（ミラー）が入っており、レンズを通ったそのままの光をファインダーで見ることができます。スマホカメラよりも高画質で撮影することが可能。
レンズの種類は広角レンズや望遠レンズなど様々です。

ミラーレス一眼カメラ

一眼レフとは違い、カメラの中には鏡（ミラー）が入っていません。撮影用イメージセンサーで捉えた光を液晶画面やファインダーに表示されます。
現在はプロ向け機種も充実し、レンズを付け替えることで幅広い表現を楽しむことが可能です。

コンパクトデジタルカメラ

レンズを交換することができないカメラですが、スマートフォンよりもワンランク上の撮影を行うことができます。小型なため、持ち運びに便利です。