骨董品買取で高く売るポイント
骨董品を高く売るポイント
骨董品は専門買取店で売るのがポイント

遺品整理やお引越しなどで不要になった古い物を処分したいという方で、骨董品の出張買取を知らない方などは、近隣にあるリサイクルショップに骨董品を持ち込まれるケースもあるようで最近では家電・家具・ブランド品などを取り扱っている街中のリサイクルショップでも骨董品が販売されている時がありますが、そういった販売買取店では骨董品の査定価格は安価になりがちです。
理由としては家電や家具・ブランド品などのデータはあるが骨董品類の取扱量が少ない為、価格のつけ方のコツがわからない為いくらで買取して良いか分からない、店頭で販売しても骨董品を買い求めるお客さんが少なく不良在庫になる危険性も考えられる為高い価格がつけられず、査定価格も安く抑えらてしまう傾向のようです。
骨董品は一部に贋作も存在するためリサイクル買取店の中でも、経験や鑑定力、特殊な販売ルートを確保していないと取り扱いが難しい商品になりますので骨董品を売る時は鑑定力のある専門店を選ぶのが査定価格が高くなるコツになります。
こんなケースも

知り合いの骨董商から、聞いた話ですが出張買取で予定より早く出張買取のお客様の家の近くについてしまった時などは近くの大手リサイクルショップに行くと思わぬ掘り出し物がある時があるそうです。
「アルバイトが査定するから鑑定が出来ず思わぬものが安く買える」と言っておりました。
ブランド,家具家電買取のリサイクルショップで作家物の尺八が売っていた。こんな和楽器が500円で売っていて骨董のオークションに売ったら10万になったという和楽器買取関係者の話を聞くときもありますので売り先には注意が必要です。
高く売るポイント
茶道具や骨董品の相場は下降している為早めに処分する

様々なサイトで茶道具は早く売った方が良いと書かれているのを見ますが、どうして早く茶道具を早く売った方が良いかという事を説明させて頂くと茶道は一昔前は礼儀作法、美しい所作が身につくとお稽古として人気がありましたが最近は茶道教室等にも人が集まらず年々人口が減少している傾向にあります。
知り合いの茶道の先生にもお話をお聞きした事がありますが、~流派の茶道支部の人数が減り支部として維持できなくなって来た為近場の茶道の支部同士で合併をしているという話です。
「30年前位は習う人が増え支部の数が足りずどんどん増やしてたのに…」ともおしゃっておりました。
このように茶道をする人が減少している事情から茶器や茶道具を求める人も少なくなり、茶器の価格も年々下がってきております。
少し前は中国の好景気で中国業者が日本の茶器を買い求めて相場も上がり査定や買取額も高くなりましたが、現在は茶器を取り扱う業者でも5年前の半分くらいにまで相場が下がったという見方が強いです。
茶道が見直され人気が上がる可能性もあるかもしれませんが、それが10年先になるのか20年先になるのかはわかりません。
上記のような事情から遺品整理などで茶道具の処分をお考えの場合はお早めに売るのが高く売るコツです。
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骨董品の共箱があると良い理由

骨董品は共箱があると良い、高く売るコツと書かれているサイトが多くありますが箱の重要性について説明させて頂きます。
普通の家電や商品を購入し開封後外箱を処分してしまうのは良くありますが骨董品の場合、外箱に重要性があることが多く商品の一部と考えられております。
「掛軸や壺があって使えるのだから外箱なんていらないでしょ?」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、骨董品のコレクターの達は箱がない掛け軸や壺はコレクションしたがらない為価格が下がる傾向になります。
テレビなどで未使用の箱付きのレトロおもちゃに高額査定価格が付くのを見た方も多くいらっしゃると思いますが、同じ理由で骨董品のコレクターが欲しがる物は箱や商品の常態の良い商品です。
箱のない骨董品では箱がある骨董品と比較し価格が、良い商品の3割程度まで安くなってしまうケースもありますので注意が必要です。
また高額商品の場合贋作か本物かどうかを判断する時にも共箱は判断材料になるため箱を一緒に揃えておくのは、骨董品を高く売るコツになります。
高く売るポイント
有名作家の場合箱だけでも売買がされるケースがあります。

骨董品の買取をしていて中身がないが箱があるとうケースが良くあります。
有名作家の箱だけでも市場で売れるケースがあり、なぜ箱だけが売れるかというと中身があるが箱がないといったケースがあり、骨董品の販売店が掛軸や茶道具などの骨董品の中身の商品と箱を組み合わせてより高値で骨董品を売却するためです。
こういった事から骨董品の有名作家の箱だけでも価格が付く場合があります。コツは空箱でも処分しないです。
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骨董品は掃除をしないのが高く売るコツ

遺品整理や蔵の整理で骨董品が出てきたので査定や買取をして貰うのに埃をかぶったままや汚れている物を見せると価格が落ちるのでは?と考えられ骨董品を掃除をしてしまうお客様がいらっしゃいますが出てきたは骨董品は汚れていてもそのままの状態にしておくのが良いです。
理由としては骨董品は100年以上経過している物もある為劣化がある物もあり素人が簡単に掃除をしてしまうと箱にシミが生まれてしまったり、掛軸や茶道具等は、はがれてしまったり、欠けたり傷みが出る場合や古さが鑑定できなくなったりします。
こういった事から骨董品の古い物が出てきて、壊れそうな骨董品がある場合はあまり触らないことが高く売るコツです。
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LINE査定やメール問い合わせを使うのが良い

所有している骨董品の価値がわからない、近くに骨董品の買取店がなくわざわざ東京や大阪の遠方のお店まで骨董品を運ぶのが面倒、査定をしてもらって0円と言われたら恥ずかしいと思う方もいらっしゃるかと思います。
そういった場合は骨董品買取店のメールやLINE査定を利用するのが高く売るコツです。
買取業者と顔を合わせることもありませんので査定価格が安価であっても恥ずかしいという事もありません。
今はLINEやメール問い合わせは骨董品買取業者も積極的に導入しております。
何故なら遠方へ出張買取する経費の節約につながるためです。
今まで出張買取でしか見れなかった骨董品がお客様の方でメールやLINEで画像をお送り頂けるので業者側からすれば時間と経費の節約になり効率が良いのです。
骨董品買取なんて古い分野の業者がメール・LINE査定という新しい物を導入してるのもおかしな話ですが、最近では老舗の骨董品買取店でさえ導入するほどの物になっておりますので遠慮せずにメールやLINE査定をして実際にいくら位の価格が付くかを調べてから店舗に持ち込んだり、出張買取に来て貰うのが高く売るコツです。
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古い物をゴミだと思い処分してしまう前に買取店に来てもらう

出張買取にお伺いし査定をさせて頂くと価値がありそうな骨董品の、箱があるが中身がない・掛軸があるが箱がないというケースはよくあります。お客様にお聞きすると、「遺品整理で価値がないと思ってゴミに出しちゃった…」「不要と思って親族にあげちゃった」というお答えを良くお聞きします。
お仕事をされていて、お休みの日にしか片づけることができない、実家が遠方で中々いけないから、良く調べもしないで遺品整理の掛軸や茶道具を処分してしまったというケースはよくお聞きします。
また買取で知らない人が来るのだから、家の中を片付けておきたいと思う気持ちもありがたいのですが、そのゴミ・不要として処分されたものの中に価値がある骨董品が入っているケースがあります。
骨董品買取店は遺品整理・解体などで片付けや掃除のされていないお宅へお伺いする事は良くある事なのでお客様がご自身でゴミと判断される前に一度鑑定力のある骨董品買取専門店に見てもらうのが高く売るコツです。
こんなケースも

以前出張買取にお伺いしたお宅で骨董品類の査定を終え、ご挨拶をし帰社しようとした所、玄関に置かれているゴミ袋の中に「あれ?」と思う物を見かけました。
お客様に「このゴミ袋はどうされるのですか?」とお聞きすると「ゴミで処分しようかと思ってる」とおっしゃらたので、お客様の許可を頂きゴミ袋を開封しその商品を確認すると10万円の査定がつく骨董品が入っていたケースもございますので処分前に一度ご相談ください。
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骨董品を宅配買取で高く売る方法
お仕事があり骨董品買取業者と時間があわない、お近くに骨董品買取業者がいない為宅配買取を選ばれるお客様もいらっしゃるかと思いますが、顔も知りもしない業者に宅配買取をいきなりされるのはご不安という方もいらっしゃるかと思います。
そういった方に宅配買取の高く売るコツを書かせて頂くと宅配買取は、まず売りたい骨董品の画像(正面、横、裏)をメールで送るのが良いです。
予め画像を業者へ送り見積もりをして貰えばメールに証明が残ります。
実際に送り減額があった場合でも納得が出来なければ業者から商品などを返品して貰えば良いのです。
この時に送料の負担がどちらになるかも予め骨董品買取業者へ確認しておいた方が余計な経費が掛かるか判断出来るでしょう。
さて買取業者へ骨董品を発送し支払いを銀行振り込み等に指定されるかと思いますが、この際お支払い方法の銀行振り込みや現金書留での支払いを買取業者に教えておかないのが高く売るコツです。
何故なら見積金額を高く言い商品を送らせるだけ送らせておいて、大幅に減額する業者がいるため先に振込先や現金書留での支払いを教えておくと、減額をされ勝手にお客様の口座へ買い取り代金を振り込まれてしまうケースがあるためです。
代金を支払われてしまうと返品・返金と業者との交渉も面倒になりますので、宅配買取で骨董品を高く売るコツは本当の買取金額が出るまで支払い方法を買取業者へ明かさないです。
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中国骨董や掛軸・煎茶道具は早めに売却する

現在骨董業界では日本の美術品より中国の美術品に高額商品があり人気です。
中国の好景気に陰りが見えたり、中国の規制により一時期よりも価格は落ちておりますが現在でも中国の美術品の一流品は高値を付けております。
少し前には日本の美術品しか扱わなかった買取業者が中国美術買取専門店に変わったという話も聞くくらいで何故中国の美術品が高値になっているかというと中国の好景気の影響があります。
投資目的の一時期の爆買いや日本の不動産を買いに中国人のツアーがある等とマスコミなどで取り扱われているのをご存じの方も多いかと思いますが、それと同時期に日本の美術品市場やオークションにも中国人業者が参加したり、ツアーが組まれ中国人が多数参加していました。
その影響からか20~30年前くらいには、とある中国人作家の掛軸が10万で買えたのが、今は数百万もするというのは良くある話です。
骨董品買取の先輩の話では1990年代位にも同じように韓国の好景気で数年間、江戸時代より前に韓国から日本に輸出された韓国陶器が急騰したそうで李朝ブームがあったそうです。
このブームはすぐに終わったようで現在の韓国陶器の相場も落ち着いておりますが同じような現象が中国骨董品にも起きつつあるようです。
一部の掛軸,書道具,煎茶道具は中国からはいってきている物もあり、中国の美術品・掛軸・煎茶道具は人気はやや落ち着いたとはいえ中国骨董は人気があります。
この好景気もいつまで続くか分かりませんので相場が上がってる今のうちに専門業者に買取をしてもらうのが高く売るコツです。
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古い物の中で価格が下がり続けている物は「着物・家具」

1990年代のバブル期から骨董品は一部を除き値段が下がり続けておりますが親しい骨董商達と話をする時に一番下がっているジャンルは何だと思う?という話になった事があります。
バブル期はそんなに有名な作家でなくても、お金が余っていた人が多い為色々なものが高く売れました。
投資先として絵画や骨董品類も選ばれましたが、当時買った価格と比較して今の価格を比較した時に着物や家具類が一番価格がつかなくなった商品になるかと思います。
着物は流通量も多く、当時は冠婚葬祭で100万近い着物が多く売れたとと聞いた事がありますが、骨董品や古い物は数が多いと希少性が薄れ価格が下がる傾向があります。
また着物を着ようという人もだいぶ少なくなってきているのと冠婚葬祭の場合はレンタルを借りる人が増えており、中古の着物という需要が少なく需要より供給が多く買取価格がどんどん下がっております。
団塊の世代の方たちが現在老人ホームに入られる、引っ越しをする等で不用品を買い取って欲しいと着物買取のご依頼が多いので供給が少なくなり価格が戻るのは時間がかかるかもしれません。

指標としてグーグルで着物買取というキーワードが日本全国で検索されている数ですが月間平均8000~9000ポイントあります。
茶道具買取は300~400ポイント、骨董品買取は4000ポイント前後、古本買取で16000ポイントになります。
何処の家にもある古本の半数近くの数で着物買取というキーワードが検索されている事からも数の多さ=希少価値が少ない事が判断できます。
また着物では作家物が高額査定になる可能性がありますので作家物に期待が持てます。
また当時高額で販売された時代箪笥や家具類も価格が下落している商品になります。
高級百貨店で100万した家具というお話は良く聞くのですが一時期は昭和レトロで価格もつきましたが現在作家物の桐たんす等でも買取りが難しくなってきている物が増えております。
高く売るポイント
個人事業主の買取店には依頼しない

個人事業主とは会社を設立していない自営業の方、個人や家族経営で運営されている方ですが骨董品買取店でも個人事業主の方は多くいます。
どの世界でも一緒だと思いますが個人事業主の骨董品買取店は大手リサイクル店や骨董品店で修業後独立した比較的若い方が多く、その為独立直後は資金的に余裕がないケースが多くあります。
何故個人事業主の骨董品買取店に依頼しないかというと、全てとは言いませんが独立して設立1~5年位の個人事業主は資金的にも苦しいケースが多く利幅を求めがちになってしまい。
骨董品の査定価格も安価になりやすいケースが多いからです。
また骨董品買取はリサイクルの一部になるので色々な法律もあります。
たまにニュースなどで売買に必要な書類や許可を取らず販売し、取り調べを受ける等のニュースを見ますので独立間もない個人事業主の場合必要な書類を知らないケースもありますので注意が必要です。
高く売るポイント
番外編:作家名や価値が分からない骨董品をヤフオクで売ろうとする場合

以前お客様より骨董品の出張買取のご依頼を頂きお伺いした所、査定をしながらお話をお聞きしていると「ヤフオクをやっていて遺品整理を自分で売ろうとしたんだけど全く売れず、1円スタートにしたら1円で落札されそうになったから仕方がないから女房にヤフオクのアカウントを作らせて自分で落札したよ…」という話を聞いた事があります。
実は骨董品をヤフオクで売るのは結構難しいと当店も考えております。
骨董品を素人が売ろうとした場合高く売れない原因は骨董品には贋作が多くある為です。
ヤフオクは最近は聞かなくなりましたが、一時期は偽物をつかまされる。
落札して代金を払ったけど送られてこない等の話もニュースでされており落札者側が警戒をしている方も多いのが現状です。
テレビや電化製品のような偽物がない誰でも欲しがる人気がある型番商品でしたら、商品名、型式、製造年なども簡単に把握できヤフオクでの販売も評価数の少ない方でも販売出来ますが、骨董品の場合はちょっと違い自分で購入したものでないので作家名が読めない、箱に書いてある字が読めないとなると、タイトルがつけられず安価な価格で終わってしまう事が多いと思います。
当店もヤフオク販売を始めた十何年前は、どう販売してよいか分からなかった為一度お客様目線になる為ヤフオクで商品を買ってみました。
そうすると商品を購入しようとする人の気持ちや目線が分かり、タイトル、画像の映し方、説明文の作り方が見えてきました。

ヤフオクで購入する人は判断基準として
- 評価が何件あるか?
- 評価の良いが何パーセントか?
- 画像や説明がきちんとしているか?
- ショップ登録をされているか?
で判断されている方が多くここがきちんとされていないと贋作が多く存在する骨董品の場合高く売れる商品も高く売れません。
1.の場合評価がしっかりしていれば偽物を売るという事はありませんし鑑定が出来るという事になります。また評価が2000件や4000件ある人と10件しかない人では信用度が大きく違います。
2.は、こちらも購入したけど返品がきちんとできるか発送が約束通りされたかを判断する良い基準になります。
3.は、贋作を売ろうとする、もしくは贋作と気が付かく販売してしまってるケースは画像や説明がいい加減になりますので、こちらも注意されているかと思います。
この1.評価数 2.良い評価の数 3.画像と説明、にあてはまってしまっていると良い商品でも中々高く売れません。

また知らない方も多いかと思いますが骨董品業者がヤフオク仕入れをしているケースもあります。
そのような場合は当店もヤフオクが一番高く売れる商品はヤフオクにて販売しておりますが購入される方は同業者の方が多いのが現状です。